ドローン点検・建物点検コラム

名古屋・愛知・東海エリアの法人・管理会社・建物所有者向けに、ドローン点検、外壁調査、屋根点検、12条点検、赤外線調査、太陽光発電設備点検に関する実務情報を発信しています。

火災保険詐欺対策にドローン活用|屋根点検で見抜く訪問営業トラブル

ドローンによる屋根点検で火災保険詐欺対策を行う保険営業担当者と住宅所有者

「屋根が剥がれていますよ」に要注意|火災保険詐欺対策にドローンが活用される時代へ

梅雨や台風シーズンの前後は、屋根修理や火災保険をめぐる訪問営業トラブルに注意が必要です。

「近くで工事をしている者ですが、お宅の屋根が剥がれているのが見えました」

このような声かけから始まり、無料点検、屋根への立ち入り、写真提示、火災保険での修理提案へ進むケースがあります。

屋根の上は、住まい手が自分の目で確認しにくい場所です。だからこそ、不安をあおられたまま契約してしまうリスクがあります。

この記事では、屋根工事を装った火災保険トラブルの手口と、火災保険会社・保険営業担当者がドローンを活用する意義について解説します。

この記事で分かること
  • 屋根修理を装った火災保険トラブルの代表的な手口
  • なぜ一軒家の屋根が狙われやすいのか
  • ドローン屋根点検が詐欺対策に有効な理由
  • 火災保険営業マンがドローン資格を取得するメリット
  • FREIHEIT受講生による実際のドローン活用事例

梅雨・台風前後に増える屋根修理トラブル

大雨、台風、強風の時期が近づくと、屋根や外壁の不安をきっかけにした住宅修理の訪問営業が増えやすくなります。

特に注意したいのが、「火災保険を使えば自己負担なく修理できます」と勧誘するケースです。

注意すべき言葉
  • 近くの工事現場から屋根の破損が見えました
  • 無料で屋根を見てあげます
  • このままだと雨漏りします
  • 火災保険を使えば実質無料で直せます
  • 今日契約すればすぐに対応できます

もちろん、すべての屋根工事業者が悪質なわけではありません。問題は、住まい手が屋根の状態を確認できないことを利用し、不安をあおって契約を急がせるケースです。

よくある手口

1. 作業着の人物が突然訪問する

一軒家を狙い、作業着を着た人物がインターホンを鳴らします。

「近くで工事をしている者です」 「お宅の屋根が剥がれているように見えました」

このように声をかけることで、自然な訪問のように見せます。

2. 無料点検を提案する

次に、「お金はいらないので屋根の上を確認しましょうか」と言って、脚立をかけて屋根に上がろうとします。

住まい手としては、屋根の状態を自分で確認できないため、不安になって点検を許可してしまうことがあります。

3. スマホ写真を見せて不安をあおる

屋根の上を確認した後、「やはり剥がれています」「このままだと雨漏りします」と言い、スマホ写真を見せられることがあります。

しかし、その写真が本当に自宅の屋根なのか、その場で判断するのは簡単ではありません。

さらに悪質なケースでは、点検を装って屋根を傷つけるリスクもあります。

4. 火災保険での修理を提案する

最後に、「火災保険を使えば自己負担なく直せます」と提案されます。

保険の対象になるかどうかは、契約内容、損害原因、損害状況によって変わります。契約前に、必ず加入している保険会社または代理店へ確認することが重要です。

なぜ屋根は狙われやすいのか

屋根が狙われやすい理由は明確です。

  • 普段、自分で確認しにくい
  • 高所のため危険で登れない
  • 写真を見せられても自宅の屋根か判断しにくい
  • 雨漏りへの不安を感じやすい
  • 火災保険という言葉で負担が少ないように感じてしまう

つまり、屋根は「見えない不安」が発生しやすい場所です。

この見えない不安を、どう安全に、客観的に確認するかが重要になります。

ドローン屋根点検が詐欺対策に有効な理由

建物に触れずに確認できる

ドローンを活用すれば、屋根に登らず、建物に触れずに上空から状態を確認できます。

脚立をかける必要がないため、点検時に屋根材を傷つけるリスクを減らせます。

リアルタイムで一緒に確認できる

ドローンの映像は、モニターでリアルタイムに確認できます。

保険担当者とお客様が同じ画面を見ながら、屋根の状態を確認できるため、「本当に自宅の屋根なのか」が分かりやすくなります。

写真・動画を記録として残せる

ドローンで撮影した写真や動画は、後から確認できる記録として残せます。

損傷箇所、屋根全体、雨樋、外壁上部などを記録しておくことで、説明の透明性が高まります。

お客様の安心につながる

屋根点検は、お客様にとって不安の大きい場面です。

ドローンを使うことで、見えなかった場所を可視化でき、必要以上に不安をあおらない説明が可能になります。

FREIHEIT受講生の活用事例|火災保険営業マンの新しいドローン活用

株式会社FREIHEITの受講生の中には、火災保険を扱う営業担当者の方がいます。

その方は、屋根修理をめぐる不正やトラブルを防ぎ、お客様に正確な情報を届けるためにドローン資格を取得されました。

火災保険担当者がドローンを活用するメリット
  • お客様と一緒に屋根の状態を確認できる
  • 建物に触れずに点検できる
  • 写真だけでなくリアルタイム映像で説明できる
  • 不正請求や過剰修理の抑止につながる
  • 営業活動の信頼性が高まる

ドローンは、単なる撮影機材ではありません。

保険営業においては、お客様を詐欺や不正から守るための確認ツールになります。

ドローン資格は「取得して終わり」ではなく、仕事に活かす時代へ

FREIHEITでは、ドローン資格取得だけでなく、資格取得後にどのように仕事へ活用するかを重視しています。

火災保険、不動産、建築、太陽光発電、外壁点検、工場点検など、ドローンを活用できる業界は広がっています。

ドローン活用と相性が良い業種
  • 火災保険・損害保険
  • 不動産管理
  • 建築・リフォーム
  • 太陽光発電設備管理
  • 工場・倉庫管理
  • 外壁・屋根点検

特に保険営業では、ドローンを活用することで「売るための営業」ではなく、「お客様を守るための営業」に変えることができます。

まとめ|見えない屋根を、ドローンで見える化する

「屋根が剥がれていますよ」

突然このように言われた時は、その場で契約せず、まずは冷静に確認することが大切です。

屋根は見えない場所だからこそ、不安をあおられやすい場所です。

ドローンを活用すれば、建物に触れず、お客様と一緒に屋根の状態を確認できます。

火災保険営業マンにとって、ドローンは新しい営業ツールであると同時に、社会貢献につながるツールです。

ドローン資格取得・ビジネス活用相談

株式会社FREIHEITでは、名古屋市中川区を拠点に、ドローン資格取得から現場活用までサポートしています。

屋内練習場、女性講師、未経験者対応、資格取得後の仕事化まで伴走します。

  • ドローン国家資格講習
  • 屋根・外壁・太陽光点検の活用相談
  • 保険・不動産・建築業向けドローン導入相談
無料相談はこちら

よくある質問

Q. 火災保険を使えば屋根修理は必ず無料になりますか?

A. 必ず無料になるわけではありません。保険の対象になるかどうかは、契約内容、損害原因、損害状況によって異なります。契約前に、加入している保険会社または代理店へ確認してください。

Q. 訪問業者から「屋根が壊れている」と言われたらどうすればよいですか?

A. その場で契約せず、まずは写真や説明を持ち帰り、保険会社、代理店、信頼できる点検業者へ相談してください。屋根に登らせる前に、ドローンなど建物に触れない確認方法を検討することも有効です。

Q. ドローン屋根点検では何が確認できますか?

A. 屋根材のズレ、割れ、剥がれ、雨樋の状態、外壁上部などを上空から確認できます。ただし、詳細診断や修理判断には、必要に応じて専門業者による確認も必要です。

Q. 火災保険営業マンがドローン資格を取得するメリットは何ですか?

A. お客様と一緒に屋根の状態を確認できるため、説明の透明性が高まります。不正請求や過剰修理の抑止にもつながり、信頼構築型の営業に活用できます。

Q. FREIHEITでは未経験からドローン資格を取得できますか?

A. はい。株式会社FREIHEITでは、未経験者にも対応したドローン講習を行っています。屋内練習場を活用し、資格取得から仕事への活用までサポートしています。

※本記事は、屋根修理や火災保険利用を一律に否定するものではありません。火災保険の適用可否は、必ずご加入中の保険会社または代理店へご確認ください。

太陽光発電の発電量が下がる原因とは?ドローン赤外線点検で分かることを解説

ドローン赤外線点検による太陽光パネルの異常調査

太陽光発電の発電量が下がる原因とは?ドローン赤外線点検で分かることを解説

太陽光発電設備を運用していると、「以前より発電量が下がった」「売電収入が減っている」「どこに異常があるのか分からない」と感じることがあります。

発電量の低下には、パネルの故障だけでなく、汚れ、影、配線異常、パワーコンディショナの不具合など、複数の原因があります。

私は昔務めていた工務店で太陽光パネルの設置工事やメンテナンス工事に関わっており、当時はドローンは実用レベルではなかったため、今回ご紹介できる未来が来たことがうれしく思います。

近年では、ドローンと赤外線カメラを活用することで、広範囲の太陽光パネルを効率よく確認できるようになっています。

この記事では、太陽光発電の発電量が下がる主な原因と、ドローン赤外線点検で分かることを分かりやすく解説します。

この記事で分かること
  • 太陽光発電の発電量が下がる主な原因
  • ドローン赤外線点検で確認できる異常
  • ドローン点検だけでは分からないこと
  • 太陽光設備の維持管理にドローンを活用するメリット

太陽光発電の発電量が下がる主な原因

1. ホットスポットの発生

ホットスポットとは、太陽光パネルの一部が周囲より高温になる現象です。

主な原因には、以下のようなものがあります。

  • セルの破損
  • 経年劣化
  • 鳥のフンや落ち葉による部分的な遮光
  • 内部の電気的な不具合
  • パネルごとの出力差

ホットスポットが発生すると、その部分の発電効率が低下するだけでなく、パネルの劣化や焼損リスクにつながる可能性があります。

2. 汚れや影の影響

太陽光パネルは、太陽光を均一に受けることで効率よく発電します。

しかし、以下のような要因で一部が影になると、発電量が低下することがあります。

  • 鳥のフン
  • 黄砂
  • 落ち葉
  • 雑草
  • 周辺樹木の成長
  • 建物や設備による影

一部のパネルだけが影になっている場合でも、ストリング全体の発電効率に影響することがあります。

3. パネルの破損

飛来物、台風、積雪、施工時の負荷などによって、太陽光パネルにヒビや破損が生じることがあります。

表面の割れが小さい場合、地上からの目視では発見しにくいことがあります。

ドローンによる上空からの撮影を行うことで、広範囲のパネル状態を効率よく確認できます。

4. 配線やコネクタの異常

太陽光発電設備は、パネルだけでなく、ケーブル、コネクタ、接続箱、パワーコンディショナなどで構成されています。

配線やコネクタに異常があると、発電した電気を正しく送れず、発電量低下の原因になります。

  • ケーブルの劣化
  • コネクタの接触不良
  • 断線
  • 接続箱内の異常
  • 絶縁不良

5. パワーコンディショナの不具合

パワーコンディショナは、太陽光パネルで発電した直流電力を、家庭や施設で使える交流電力に変換する装置です。

パワーコンディショナに不具合があると、パネルが正常でも発電量が低下することがあります。

確認すべき項目には、エラー履歴、停止履歴、変換効率、フィルターやファンの状態などがあります。

ドローン赤外線点検で分かること

ドローンに赤外線カメラを搭載すると、太陽光パネル表面の温度分布を可視化できます。

通常の目視点検では分かりにくい異常も、温度差として確認できる場合があります。

1. ホットスポットの発見

赤外線画像では、周囲より高温になっている部分を確認できます。

そのため、ホットスポットの疑いがあるパネルを効率的に見つけることができます。

2. 異常パネルの抽出

広い太陽光発電所では、すべてのパネルを地上から確認するには時間がかかります。

ドローンを活用することで、上空から広範囲を撮影し、異常の可能性があるパネルを抽出できます。

3. ストリング異常の発見

一列だけ温度分布が異なる場合、ストリング単位での異常が疑われます。

原因としては、配線異常、接続不良、発電不良などが考えられます。

赤外線点検は、詳細な電気測定を行う前のスクリーニングとして有効です。

ドローン赤外線点検だけでは分からないこと

ドローン赤外線点検は、異常候補を効率よく発見するために有効な方法です。

ただし、すべての原因をドローンだけで断定できるわけではありません。

必要に応じて、以下のような電気的な測定を組み合わせることが重要です。

  • IVカーブ測定
  • 絶縁抵抗測定
  • 電圧測定
  • 電流測定
  • パワーコンディショナ診断
実務上の考え方

まずドローン赤外線点検で異常候補を見つけ、必要に応じて電気測定で原因を絞り込む流れが現実的です。

工場・倉庫・学校・住宅などの太陽光パネル屋根設置事例
工場・倉庫・学校・住宅など、太陽光パネルはさまざまな屋根に設置されています。

名古屋・愛知で太陽光パネル点検にドローンが選ばれる理由

名古屋・愛知エリアには、工場、倉庫、商業施設、学校、集合住宅、事業用太陽光発電所など、屋根上や広い敷地に太陽光パネルが設置されている施設が多くあります。

屋根上や高所に設置された太陽光パネルは、人が直接確認するには安全面のリスクがあります。

ドローンを活用することで、屋根に登らずにパネルの状態を確認しやすくなります。

  • 高所作業のリスクを減らせる
  • 広範囲を短時間で確認しやすい
  • 可視光画像と赤外線画像を記録できる
  • 異常候補を写真で共有しやすい
  • 定期点検や経年比較に活用できる

ドローン赤外線点検はどのような施設で活用されているか

ドローン赤外線点検は、以下のような施設で活用できます。

  • 工場屋根の太陽光パネル
  • 倉庫・物流施設の太陽光パネル
  • 商業施設の屋上太陽光設備
  • 学校・公共施設の太陽光設備
  • 野立ての太陽光発電所
  • 集合住宅・マンションの屋上設備

特に、点検対象が広い場合や屋根に登ることが難しい場合には、ドローン点検のメリットが大きくなります。

ドローン点検のメリット

高所作業の負担を減らせる

屋根上や高所に作業員が登らなくても、上空から状態を確認できます。

短時間で広範囲を確認できる

広い太陽光発電所や大型施設の屋根でも、ドローンを活用することで効率よく確認できます。

画像記録を残せる

可視光画像と赤外線画像を保存できるため、点検記録として活用できます。

定期点検に活用しやすい

同じ施設を継続的に撮影することで、経年変化や異常の進行を比較しやすくなります。

ドローン点検を学ぶことは仕事につながる

太陽光発電設備の点検では、ドローンの操縦技術だけでなく、設備の見方、赤外線画像の読み取り、安全管理、報告書作成などの知識が必要です。

ドローンは「飛ばせる」だけではなく、「現場で活用できる」ことが重要です。

これからドローンを仕事に活かしたい方にとって、太陽光パネル点検は、ドローン活用の具体的な事例のひとつです。

株式会社FREIHEITでは、名古屋市中川区を拠点に、ドローン資格取得や現場活用に関するご相談を受け付けています。

ドローンを点検・空撮・業務活用につなげたい方は、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

まとめ

太陽光発電の発電量低下には、ホットスポット、汚れや影、パネル破損、配線異常、パワーコンディショナ不具合など、さまざまな原因があります。

ドローン赤外線点検は、広範囲の太陽光パネルを効率よく確認し、異常候補を発見するために有効な方法です。

ただし、原因を正確に特定するには、必要に応じてIVカーブ測定や絶縁抵抗測定などの電気測定を組み合わせることが重要です。

太陽光発電設備の維持管理では、ドローンによるスクリーニングと専門的な電気点検を組み合わせることで、安全性と効率性を高めることができます。

よくある質問

Q. ドローンで太陽光パネルの故障は分かりますか?

A. 赤外線カメラにより、ホットスポットや異常発熱しているパネルを発見できる場合があります。ただし、最終的な原因特定には電気測定が必要なこともあります。

Q. 発電量が下がったらすぐ点検した方が良いですか?

A. はい。発電ロスが続く可能性があるため、早めに原因を確認することが重要です。

Q. ドローン赤外線点検だけで十分ですか?

A. 異常候補の発見には有効ですが、原因の確定にはIVカーブ測定、絶縁抵抗測定、電圧測定などを組み合わせるのが適切です。

Q. 名古屋・愛知で太陽光パネル点検にドローンは活用できますか?

A. 工場、倉庫、商業施設、公共施設、野立て発電所など、屋根上や広範囲の設備確認に活用できます。

ドローン・iPhoneで撮影した点検写真から写真台帳を自動生成

Python活用|報告書自動化

ドローン・iPhoneで撮影した
点検写真から写真台帳を自動生成

株式会社FREIHEITでは、ドローンやiPhoneで撮影した点検写真を、 Excel写真台帳へ自動整理する仕組みを構築しています。 撮影日時・GPS・写真番号・撮影カメラ・ファイル名まで自動入力し、 点検報告書作成の時間を短縮します。

  • 東西南北の方位別に写真を自動整理
  • 写真番号を「東_001」「西_001」の形式で自動採番
  • 撮影日時・緯度経度・GoogleマップURLを自動入力
ドローンやiPhoneで撮影した点検写真からPythonで写真台帳を自動生成するイメージ

写真台帳作成を、手作業から自動化へ

外壁点検、屋根点検、12条点検、工事進捗記録、設備点検では、撮影後の写真整理と写真台帳作成に多くの時間がかかります。 写真を1枚ずつExcelへ貼り付け、サイズを整え、撮影日時やファイル名を転記し、方位ごとに並べる作業は、枚数が増えるほど負担になります。

FREIHEITでは、写真フォルダを整理するだけで、Excel形式の写真台帳を自動生成できる仕組みを活用しています。 点検写真の整理、写真番号の付与、撮影情報の転記を自動化することで、報告書作成の効率化と品質安定を実現します。

写真整理

東・西・南・北などのフォルダごとに写真を読み込み、方位別シートへ自動整理します。

情報入力

Exif情報から撮影日時、GPS、撮影カメラ、ファイル名を自動入力します。

台帳生成

A4縦・1ページ3枚の形式で、PDF提出しやすいExcel写真台帳を生成します。

このような課題を解決します

手作業による時間ロス

  • 写真を1枚ずつExcelへ貼り付けている
  • 写真サイズを毎回手作業で調整している
  • 撮影日時やファイル名を転記している
  • 写真番号の付け間違いが発生する

報告書品質のばらつき

  • 方位別の整理に時間がかかる
  • 写真の並び順が担当者によって変わる
  • GPS情報や撮影日時の確認が属人化する
  • PDF化したときにレイアウトが崩れやすい

自動化できる内容

項目 内容
写真読み込み 指定フォルダ内の写真を自動取得します。
方位別整理 東・西・南・北のフォルダごとに、Excelの方位別シートへ整理します。
写真番号 東_001、西_001のように、方位別で写真番号を自動採番します。
写真貼り付け Excel写真台帳へ写真を自動配置します。
写真サイズ調整 元写真の縦横比を維持し、台帳に収まるサイズへ自動調整します。
撮影日時 写真に保存されたExif情報から撮影日時を自動取得します。
撮影場所 GPS情報がある場合、緯度・経度とGoogleマップURLを自動入力します。
撮影カメラ DJIドローンやiPhoneなど、撮影機材名を取得します。
プルダウン入力 部位/階数、不具合種別を選択式で入力できます。

写真フォルダの構成

写真は方位ごとにフォルダ分けします。たとえば東面の写真は「東」フォルダへ、西面の写真は「西」フォルダへ入れます。

photos
├─ 東
├─ 西
├─ 南
└─ 北

この構成にすることで、写真台帳では以下のように自動採番されます。

東_001
東_002
東_003

西_001
西_002
西_003

写真台帳自動生成の流れ

ドローン・iPhoneで点検写真を撮影
外壁、屋根、設備、工事進捗などの写真を撮影します。
photosフォルダへ方位別に写真を格納
東・西・南・北などのフォルダに写真を分けます。
PythonでExcel写真台帳を自動生成
写真番号、撮影日時、GPS、撮影カメラ、ファイル名を自動入力します。
人が内容を確認して補足入力
部位/階数、不具合種別、備考などを確認し、必要に応じて追記します。
PDF化して報告書へ添付
A4形式の写真台帳として、点検報告書や工事記録に活用します。

Pythonを活用した報告書自動化

この仕組みでは、Pythonを使ってExcelテンプレートに写真と撮影情報を自動入力しています。 画像処理、Exif情報の読み取り、Excelへの画像配置、プルダウン設定を組み合わせることで、点検写真の整理作業を効率化します。

主な技術要素

  • Python
  • Excelテンプレート
  • Exif情報の読み取り
  • GPS情報の取得
  • 画像サイズの自動調整
  • Excelへの写真自動貼り付け

人が確認する項目

  • 不具合種別の最終判断
  • 部位/階数の確認
  • 写真番号と図面位置の整合
  • 報告書としての表現確認
  • 提出前のPDFレイアウト確認
注意: 不具合種別や劣化判定は、最終的に人の確認が必要です。 自動化するのは、写真貼り付け、採番、撮影情報の転記などの反復作業です。

対応しやすい業務

外壁点検

外壁写真を方位別に整理し、写真番号と撮影情報を台帳化します。

屋根点検

屋根・屋上・排水口などの写真を報告書用に整理します。

12条点検

建物調査写真の整理や報告書作成の効率化に活用できます。

工事進捗撮影

着工前、施工中、完了後の記録写真を時系列で整理します。

設備点検

メーター、設備機器、屋上設備などの写真台帳化に対応します。

竣工前確認

引渡し前の確認写真を整理し、提出用資料としてまとめます。

FREIHEITの強み

株式会社FREIHEITは、ドローンによる撮影・点検だけでなく、撮影後の写真整理、写真台帳作成、報告書作成の効率化まで対応しています。 名古屋市・愛知県・東海エリアを中心に、現場撮影から提出資料作成まで実務に合わせた運用を設計します。

現場撮影に対応

  • ドローンによる外壁・屋根撮影
  • 工事進捗撮影
  • iPhone・360度カメラによる現場記録
  • 建物点検・設備確認の写真整理

報告書作成を効率化

  • 写真台帳の自動生成
  • Excel・PDF提出用資料の整備
  • 写真整理ルールの設計
  • 案件ごとの運用カスタマイズ

GPS情報に関する注意点

写真にGPS情報が入っていない場合、撮影場所や緯度経度は自動取得できません。 点検写真で位置情報を活用する場合は、撮影前にカメラやスマートフォンの位置情報設定を確認することが重要です。

位置情報が消えやすい写真

  • LINEで送られた写真
  • SNSから保存した写真
  • スクリーンショット
  • 位置情報OFFで撮影した写真
  • 共有時に位置情報を削除した写真

おすすめ運用

  • 原本写真を保管する
  • LINEやSNS経由ではなく元データで受け取る
  • 撮影前にGPS設定を確認する
  • 公開用画像は必要に応じて位置情報を削除する

よくある質問

ドローン写真だけでなく、iPhone写真にも対応できますか?

はい。JPG形式の写真であれば対応しやすいです。写真に撮影日時や位置情報が保存されていれば、写真台帳へ自動入力できます。

東西南北ごとに写真台帳を作れますか?

はい。東・西・南・北のフォルダに写真を分けることで、方位別シートを自動作成できます。

写真番号も自動で振れますか?

はい。東面であれば「東_001」、西面であれば「西_001」のように自動採番できます。

写真サイズは自動で調整できますか?

はい。元写真の縦横比を維持したまま、Excel写真台帳に収まるサイズへ自動調整できます。

不具合種別も自動判定できますか?

現時点では、最終判断は人が行う前提です。ただし、クラック、欠け、浮き、シーリング劣化などをプルダウンで選択できるようにし、入力作業を効率化できます。

写真台帳はPDF化できますか?

はい。Excelで生成した写真台帳をA4縦のPDFとして出力できます。報告書への添付資料として活用できます。

点検写真の整理・写真台帳作成を効率化しませんか?

ドローンによる建物点検、工事進捗撮影、写真台帳作成の効率化をご検討の方は、株式会社FREIHEITまでご相談ください。 名古屋市・愛知県・東海エリアを中心に、現場撮影から報告書作成まで対応します。

点検・写真台帳作成について相談する

DJIドローンで使えるカメラ設定|建築点検・空撮PR・SNS投稿別おすすめ設定【Mavic 4 Pro対応】

DJIドローンで使えるカメラ設定

この記事は、DJI Mavic 4 Pro・Mavic 3・Airシリーズなどを使って、建築点検、工事進捗撮影、企業PR動画、SNS投稿を行いたい方向けのカメラ設定ガイドです。

株式会社FREIHEITでは、愛知県・名古屋市を中心に、建物点検、空撮、ドローンスクール運営を行っており、現場で使いやすい設定を重視しています。実際の建築点検や工事進捗撮影、企業PR動画制作で使用している設定をベースにまとめています。
初めてDJIドローンを使う方でも再現しやすい設定に絞って紹介しています。
Mavic 3やAirシリーズでも考え方は共通です。

内容詳細はこちら→note

ドローン撮影では、オート設定でも撮影はできますが、業務用途ではISO・シャッタースピード・ホワイトバランスを固定することで、写真や映像の品質が安定します。

建築点検では「劣化箇所を判別できること」、空撮PRでは「自然で滑らかな映像に見えること」、SNS投稿では「スマホ画面で一目で伝わること」が重要です。

DJIドローン撮影用プリセットメモ

以下をコピーして、Google Keepやスマホのメモ帳などに貼り付けてください。
現場前のカメラ設定チェックリストとして使えます。

【DJIドローン|建築点検用設定】

□ 写真:RAW+JPEG
□ ISO:100固定
□ SS:1/500以上
□ WB:固定
□ 画角:28mm→70mm→168mm
□ グリッド:ON
□ ヒストグラム:ON
□ 露出警告:ON

晴れ昼:ISO100/SS 1/800〜1/2000
晴れ早朝:ISO100〜200/SS 1/500以上
晴れ夕方:ISO200〜400/SS 1/500以上
曇り昼:ISO100〜200/SS 1/500以上
曇り早朝:ISO200〜400/SS 1/500前後
曇り夕方:ISO400程度まで
【DJIドローン|空撮PR用設定】

□ 動画:4K/30fps
□ シャッタースピード:1/60
□ ISO:100
□ WB:固定
□ カラー:Normal または D-Log系
□ NDフィルター:必要時
□ ジンバル:ゆっくり
□ 飛行速度:一定

晴れ昼:ISO100/SS 1/60/ND16〜ND32
晴れ早朝:ISO100/SS 1/60/NDなし〜ND8
晴れ夕方:ISO100〜400/SS 1/60/NDなし
曇り昼:ISO100/SS 1/60/NDなし〜ND8
曇り早朝:ISO200〜400/SS 1/60
曇り夕方:ISO400〜800/SS 1/60/ノイズ注意
【DJIドローン|SNS投稿用設定】

□ 動画:4K/30fps
□ 写真:JPEG+RAW
□ カラー:Normal
□ ISO:100
□ シャッタースピード:1/60
□ 縦動画:ON
□ 画角:28mm・70mm中心

晴れ昼:ISO100/SS 1/60/ND16〜ND32
晴れ早朝:ISO100/SS 1/60/NDなし〜ND8
晴れ夕方:ISO100〜400/SS 1/60/暖色を活かす
曇り昼:ISO100〜200/SS 1/60/明るめ補正
曇り早朝:ISO200〜400/SS 1/60
曇り夕方:ISO400〜800/暗すぎる場合は撮影中止も検討

よくあるQ&A

Q1

DJIドローンでおすすめの基本カメラ設定は?

  • 点検:ISO100、RAW+JPEG、SS 1/500以上
  • 空撮動画:4K/30fps、SS 1/60
  • SNS:縦動画、4K、Normalカラー

Q2

ドローン動画で基本シャッター速度はどれくらいが良い?

一般的には、fpsの約2倍が自然に見えやすいです。
30fpsなら1/60、60fpsなら1/120が基本です。


Q3

DJIドローンでRAW撮影は必要?

建築点検や報告書用途では、明暗調整や劣化確認がしやすいためRAW撮影がおすすめです。


Q4

ドローン撮影でホワイトバランス固定は必要?

動画撮影では、色味が途中で変わらないよう固定がおすすめです。

ドローンを業務で活用したい方へ

株式会社FREIHEITでは、名古屋市中川区の屋内練習場で、ドローンの基本操作から、空撮・点検・業務活用まで相談できます。

・ドローン資格を取得したい
・建物点検にドローンを使いたい
・会社PRや工事進捗を撮影したい
・Mavicシリーズの設定や運用を学びたい

このような方は、お気軽にご相談ください。

ドローン外壁調査の現場前チェックリスト|12条点検・赤外線調査で確認する図面・飛行条件

この記事で分かること

  • ドローン外壁調査の前に確認すべき建築図面
  • 赤外線調査で注意すべき外壁材・日射条件
  • 配置図・立面図から確認する飛行計画のポイント
  • 12条点検・外壁調査で撮影漏れを防ぐための準備
  • 無料で使える現場前チェックリストPDF

ドローンを使った外壁調査や赤外線調査では、「飛ばせる」だけでは現場業務になりません。
実際の現場では、

  • 建築図面の確認
  • 外壁仕上げの確認
  • 赤外線撮影条件
  • 飛行ルート
  • 安全管理
  • 報告書作成

まで含めて事前準備が重要になります。

株式会社FREIHEITでは、
ドローン外壁調査・赤外線調査・積算・簡易測量の現場で、事前に以下の内容を確認しています。
↓noteでも投稿中↓

なぜ現場前チェックが重要なのか

ドローン外壁調査では、

  • 撮影漏れ
  • 死角
  • 赤外線誤判定
  • 飛行リスク
  • 第三者災害

を防ぐ必要があります。

12条点検・定期報告でドローン赤外線調査を活用する場合の注意点

ドローンによる赤外線調査は、12条点検・定期報告における外壁調査の一部で活用されるケースがあります。 ただし、赤外線画像を撮影すればそのまま判定できるわけではありません。

外壁材、日射条件、撮影角度、可視画像との照合、打診との比較、報告書への整理などを含めて、 調査計画を立てることが重要です。

  • タイル・石貼り・モルタルなど、調査対象となる外壁材の確認
  • ガラス・金属パネルなど、赤外線判定が難しい面の確認
  • 可視画像と赤外線画像のセット撮影
  • 立面図に基づく撮影面・撮影漏れの確認
  • 必要に応じた打診調査との併用

株式会社FREIHEITでは、名古屋・愛知・東海エリアを中心に、ドローン外壁調査・赤外線調査・12条点検に関する現場前確認のご相談に対応しています。

そのため、現場前に

  • 建築図面
  • 周辺環境
  • 外壁材
  • 撮影条件

を整理しておくことが重要です。


外壁調査前に確認する主な建築図面

確認する図面

  • 配置図
  • 平面図
  • 立面図
  • 断面図
  • 仕上表
  • 外構図

配置図で確認するポイント

主に確認する内容

  • 離着陸場所
  • 道路幅
  • 人通り
  • 電線
  • 樹木
  • 隣地建物
  • 安全員配置

立面図から撮影計画を立てる

立面図を見ることで、

  • 撮影面
  • 建物高さ
  • 開口部
  • バルコニー位置
  • 死角

などを事前に把握できます。
赤外線調査では、撮影時間帯や日射条件も重要になります。


赤外線調査では外壁材確認が重要

赤外線調査は、外壁材によって見え方が変わります。

特に、

  • ガラス
  • 金属パネル

は反射や熱伝導の影響を受けやすいため注意が必要です。


赤外線画像だけで判断しない

赤外線画像は温度差を見るものです。

そのため、

  • 可視画像
  • 図面
  • 現場状況

と照合して判断する必要があります。


現場前チェックリストPDF

実際にFREIHEITで確認している
「ドローン外壁調査 現場前チェックリスト」を無料公開しています。

PDF内容

  • 建築図面確認
  • 赤外線撮影条件
  • 飛行安全確認
  • 撮影計画
  • 報告書整理

など。

チェックリストPDFの使い方

  • 現地調査前の事前ヒアリング項目として使う
  • 建物所有者・管理会社・施工会社との打ち合わせ時に使う
  • 配置図・立面図・仕上表など、必要図面の確認漏れ防止に使う
  • 赤外線調査が可能な面・難しい面を事前に整理する
  • 飛行計画・安全管理・報告書作成の確認項目として使う

外壁調査・12条点検・赤外線調査を検討中の方は、PDFを確認したうえで、建物図面や調査対象面の情報を整理しておくと、初回相談がスムーズです。

↓PDFダウンロードはこちら


ドローン外壁調査・赤外線調査の事前相談はこちら

12条点検、外壁調査、赤外線調査、建物点検の撮影計画について、 名古屋・愛知・東海エリアを中心にご相談を受け付けています。

  • 外壁調査にドローンを使えるか確認したい
  • 赤外線調査と打診調査の使い分けを相談したい
  • 建物図面をもとに撮影計画を相談したい
  • 12条点検に向けた現場前確認をしたい

ドローン点検・外壁調査の相談はこちら


ドローン外壁調査に関するよくある質問

Q. ドローン外壁調査で事前確認する図面は?

配置図、平面図、立面図、断面図、仕上表、外構図などを確認します。

Q. 赤外線調査で重要なことは?

日射条件、撮影時間帯、外壁材、可視画像との照合が重要です。

Q. ガラス面は赤外線調査できますか?

反射の影響を受けやすく、判定が難しい場合があります。

Q. ドローン点検で立面図はなぜ必要ですか?

撮影面、高さ、死角、開口部、飛行ルート確認に使用します。

株式会社FREIHEITについて

株式会社FREIHEITでは、

  • ドローン外壁調査
  • 赤外線調査
  • 積算
  • 簡易測量
  • ドローンスクール

を行っています。

未経験者向けの資格取得から、現場活用まで伴走しています。

関連ページ

ドローン外壁調査・赤外線調査・資格取得・企業研修について、詳しくはこちらもご覧ください。

【定期報告制度】10年目の外壁調査とは?全面打診・赤外線・ドローン調査の違いを解説

ビルオーナー・施設管理者向けに、定期報告制度における外壁調査と赤外線・ドローン活用のポイントを解説します。

定期報告制度では、外壁の状態を継続的に確認することが重要です。

建築基準法第12条に基づく定期報告では、建物の所有者・管理者に対し、建築物の安全性を確認するための定期的な調査・報告が求められます。国土交通省の資料でも、定期報告制度は建築物などの定期的な調査・検査結果を報告することで、安全性を確保する制度とされています。

外壁については、おおむね6か月から3年以内に一度、手の届く範囲の打診等を行うことに加え、おおむね10年に一度、落下により歩行者等に危害を加えるおそれのある部分について、全面的な打診等を行うこととされています。

特に、竣工から10年、または外壁改修から10年を迎える建物では、外壁タイルやモルタル等の浮き・劣化・損傷を確認する調査が重要になります。未報告や虚偽報告には罰則の対象となる場合があり、所有者・管理者として適切な時期に調査を実施することが求められます。

近年は、足場やゴンドラによる全面打診だけでなく、条件を満たす場合には、ドローンを活用した赤外線調査も選択肢になります。国土交通省は、打診以外の調査方法として、テストハンマーによる打診と同等以上の精度を有する無人航空機による赤外線調査を明確化しています。

竣工・外壁改修から10年を迎える建物では、定期報告制度に基づく外壁の全面打診等が必要になる場合があります。
竣工・外壁改修から10年を迎える建物では、定期報告制度に基づく外壁の全面打診等が必要になる場合があります。

外壁の浮きや剥落は、突然発生するものではありません。

外壁タイルやモルタル仕上げは、日射・雨風・温度変化による熱伸縮を繰り返すことで、下地との接着力が低下することがあります。その結果、内部に空気層が生じ、いわゆる「浮き」が発生します。

この浮きが進行すると、外壁材が下地から離れ、最終的に剥落・落下事故につながるリスクがあります。特に、道路・歩道・出入口・駐車場など、人が通行する場所に面した外壁では、建物の見た目がきれいであっても、安全確認を先送りしないことが重要です。

また、民法第717条では、土地の工作物の設置または保存に瑕疵があり、他人に損害を生じさせた場合、占有者または所有者が損害賠償責任を負う可能性があるとされています。つまり、外壁落下事故は「古い建物だから仕方ない」では済まず、所有者・管理者としての維持管理責任が問われる問題です。

国土交通省の定期報告制度に関する資料でも、外壁の落下により事故が発生した場合、社会的責任を問われる場合があると示されています。定期的な外壁調査は、法令対応だけでなく、事故予防・資産価値維持・管理責任への備えとしても重要です。

外壁の浮きは、熱伸縮や雨水の影響などで進行し、剥落事故につながる可能性があります。所有者・管理者には、定期的な点検と適切な維持管理が求められます。

外壁調査は、従来の「足場を組んで全面打診する方法」だけではなく、赤外線調査やドローン活用を含めて検討できる時代になっています。

これまで外壁の全面調査では、足場やゴンドラを設置し、調査員がテストハンマーで外壁を打診する方法が一般的でした。確実性の高い方法である一方、建物の規模や立地によっては、足場仮設費用・工期・安全管理の負担が大きくなるケースがあります。

令和4年、国土交通省告示の改正により、外装仕上げ材等の劣化・損傷状況の調査方法として、赤外線装置を用いた調査、無人航空機による赤外線調査を、テストハンマーによる打診と同等以上の精度で実施するためのガイドラインが示されました。

これにより、建物の条件に合えば、足場を全面に組む前提ではなく、赤外線カメラやドローンを活用した外壁調査を選択肢に入れられます。特に、高所部分・広範囲の外壁・道路や敷地条件に制約がある建物では、安全性やコスト効率の面で有効なケースがあります。

ただし、ドローン赤外線調査は「どの建物でも必ず全面打診の代替になる」というものではありません。外壁材の種類、日射条件、撮影角度、隣地との距離、飛行可否、調査精度の確認、報告先となる特定行政庁の運用などを踏まえ、建築士・調査資格者・赤外線調査技術者・ドローン運航者が連携して判断する必要があります。

令和4年の国土交通省告示改正により、外壁調査では赤外線調査やドローンによる赤外線調査も、打診と同等以上の精度を満たす手法として整理されました。建物条件に応じて、安全性・コスト・調査精度のバランスを見ながら最適な方法を選ぶことが重要です。

外壁調査の方法は、建物ごとに最適解が変わります。

外壁調査には、大きく分けて 全面打診・地上赤外線・ドローン赤外線 という選択肢があります。国土交通省は、定期報告制度における外壁調査について、赤外線調査や無人航空機による赤外線調査を、テストハンマーによる打診と同等以上の精度と判断するためのガイドラインを示しています。つまり、従来の全面打診だけでなく、建物条件に応じて複数の調査手法を組み合わせることが重要です。

全面打診は、調査員が外壁に近接して確認できるため精度面で確実性が高い一方、足場仮設が必要になる場合があり、費用や工期の負担が大きくなりやすい方法です。

地上赤外線は、足場を組まずに実施できるため、比較的コストを抑えやすい方法です。ただし、地上からの撮影になるため、高層階や死角、隣接建物の影響を受ける面では調査範囲に制約が出ます。

ドローン赤外線は、高所や広範囲の外壁を効率よく確認できる点が強みです。一方で、天候、日射条件、風、飛行可能エリア、隣地との距離、航空法上の手続き、撮影角度などの条件を満たす必要があります。ガイドラインでも、赤外線調査には適用限界があり、条件を守らない調査では適正な診断ができないおそれがあるとされています。

そのため、実務では「全面打診か、ドローン赤外線か」の二択ではなく、建物の立地・高さ・外壁材・周辺環境・予算・報告期限に応じて、最適な調査方法を選定することが大切です。必要に応じて、赤外線調査で広範囲を確認し、異常が疑われる箇所を打診で確認するなど、複数手法を組み合わせる判断が有効です。

外壁調査には、全面打診・地上赤外線・ドローン赤外線のそれぞれにメリットと制約があります。建物の高さ、形状、立地、外壁材、予算、調査期限を踏まえ、最適な調査方法を選ぶことが重要です。

外壁調査は、法令対応のためだけに行うものではありません。

竣工・外壁改修から10年を迎える建物では、定期報告制度に基づく外壁調査が必要になる場合があります。外壁の浮きや劣化は、見た目だけでは判断しにくく、放置すれば剥落事故や所有者責任につながる可能性があります。

一方で、現在は全面打診だけでなく、赤外線調査やドローン赤外線調査も選択肢に入れられるようになりました。大切なのは、どれか一つの方法を正解と決めつけることではなく、建物の条件に合わせて安全性・精度・コスト・工期のバランスを取ることです。

株式会社FREIHEITでは、名古屋・愛知・東海エリアを中心に、ドローンを活用した外壁調査・赤外線調査・建物点検のご相談に対応しています。
「10年目の外壁調査が必要か知りたい」「ドローン赤外線調査が使える建物か確認したい」「足場費用を抑えた調査方法を検討したい」という方は、まずは建物の状況をお聞かせください。

CONTACT

外壁調査・12条点検の方法に迷ったら、まずはご相談ください

株式会社FREIHEITでは、名古屋・愛知・東海エリアを中心に、ドローンを活用した建物点検・赤外線調査・外壁調査のご相談に対応しています。 建物の高さ、立地、外壁材、報告期限、予算に応じて、現実的な調査方法をご提案します。

  • ✓ 10年目の外壁調査が必要か確認したい
  • ✓ 全面打診と赤外線調査の違いを知りたい
  • ✓ ドローン赤外線調査が使える建物か相談したい
  • ✓ 足場費用を抑えた調査方法を検討したい
  • ✓ 管理会社・オーナー向けの説明資料がほしい

※点検専用のお問い合わせページがある場合は、上記リンクを点検専用ページに差し替えてください。

【愛知県】「屋根全面張り替え」と言われたアパートをドローン点検|必要工事を見極めて工事費用を削減した事例

愛知県のアパートで実施したスレート屋根のドローン点検事例。雨樋詰まりや鳩小屋周辺の劣化を確認し、屋根工事費用削減につながった現況調査。

愛知県のアパートオーナー様よりドローン屋根点検をご依頼

愛知県内でアパート経営をされているオーナー様より、ドローンによる屋根点検をご依頼いただきました。ご相談のきっかけは、近隣で工事をしていた業者様から、

「屋根が劣化している」
「雨漏れの原因になる可能性がある」
「全面張り替えが必要」

と指摘を受けたことでした。

その後、実際に全面張り替えの見積もりを取得されたものの、工事費用が高額だったため、「まずは本当に全面改修が必要な状態なのか確認したい」とのことで、FREIHEITへご相談いただきました。

足場費用をかけずに現況確認できるドローン点検を実施

通常の屋根調査では、足場設置費用が発生するケースも少なくありません。
今回は、まず現況確認を目的として、ドローンによる可視点検を実施しました。

対象建物は、

  • 築15年
  • スレート屋根
  • アパート建物

でした。

現時点では、住人様から大きな雨漏れクレームは発生していない状況でしたが、
「階段屋根から雨水が多く流れてくる」という気になる症状があったとのことです。


ドローン点検で確認できた内容

ドローンで屋根全体を確認したところ、まず確認できたのが雨樋の詰まりでした。建物周辺には目隠し用の樹木が植えられており、成長した樹木からの落葉が雨樋内部に蓄積していました。
その影響で排水がうまく機能せず、階段屋根付近へ雨水が流れやすい状態となっていました。

さらに、屋根上に設置されていた鳩小屋周辺の取り合い部分では、

  • ひび割れ
  • 浮き
  • 劣化

も確認されました。

現時点で大きな雨漏れには至っていませんでしたが、今後雨漏れへ発展する可能性がある状態でした。


点検画像をもとに再見積|必要工事だけに絞り込み

点検後は、撮影した画像データをオーナー様へ共有。
その画像をもとに工事内容を再確認された結果、全面張り替えではなく、必要箇所を中心とした工事へ見直しができたとのことでした。

結果として、当初の見積もりより工事費用を大幅に抑えることにつながりました。


屋根点検は「不具合が出る前」の確認が重要です

今回の事例では、ドローン点検によって現況を正確に把握できたことで、

  • 不要な工事を避ける
  • 必要な補修箇所を明確にする
  • 将来的な雨漏れリスクを確認する

ことができました。建物点検は、歯医者の定期検診と似ています。
大きな不具合や雨漏れが発生してからでは、修繕費用も大きくなりやすいため、予防としての定期点検が重要です。


愛知県・名古屋市周辺のドローン屋根点検はFREIHEITへ

FREIHEITでは、愛知県・名古屋市を中心に、

  • ドローン屋根点検
  • 外壁点検
  • 赤外線点検
  • 12条点検対応

を実施しております。

足場不要で短時間の現況確認も可能です。

「高額な工事見積に不安がある」
「まずは現況確認をしたい」
「雨漏れ前に点検したい」

という方は、お気軽に現地調査・お見積もりをご相談ください。